今晩のFOMCを徹底解説、ビットコインはどうなる？【仮想通貨相場】

ポイント

・61,000ドル台半ばに上伸

・0.5％利下げ織り込みが進み、S＆P500が一時史上最高値

・利下げ幅は0.5％が優勢、0.25％でも利下げ開始を好感しBTC買いか

・ドットチャートへの反応は限定的か、利下げ後の一時的な金利上昇に注意

昨日のBTC相場

即日のBTC相場は上昇。

58,000ドル台（約820万円）を挟んだもみ合い圏を上抜けると61,000ドル（約865万円）台半ばに値を伸ばし、週末の戻り高値を更新した。

BTCは8月26日の高値65,000ドルと9月6日の安値52,000ドル台半ばの半値戻しとなる58,000ドル台後半で上値を押さえられていたが、WSJの記事をきっかけとした0.5％利下げ観測によるドル売りとマイクロストラテジー（MSTR）の大量BTC買いもあり週末に60,000ドル台まで上伸。

しかし、週明けのトランプ氏暗殺未遂事件を受けたリスクオフから58,000ドル近辺に値を戻し、いわゆる上に行って来いの展開となった。

昨日は未明から早朝にかけて、ブータン政府が水力発電を利用したマイニングで1.3万BTC保有していることが判明、またマイクロストラテジーが7億ドルの転換社債を発行、その一部でBTCを追加購入するとしたことなどもあり、BTCはじりじりと値を上げていった。

先物市場での0.5％利下げ織り込みが7割を超えるとBTCは59,000ドル台に回復。若干強めの米小売売上高も利下げを否定するほどではないが景気も悪くはないといった見方でBTCに追い風となった模様だ。

レバノンで主にヒズボラが使用しているとされるポケベルが大量に爆発、中東での緊張が高まる中、BTCは若干弱含んだが、米株がオープン、S＆P500が史上最高値を更新すると、BTCは61,000ドル台半ばに急伸した。

しかし、FOMCを控えて、米株が伸び悩み、また米長期金利が上昇、20年国債入札も不調となる中、BTCは60,000ドル台での推移を続けている。